MingeiABC

study of Soetsu Yanagi

一夜明けて

 おはようございます。

長いブランクの間も、昨日もさっそく読みに来てくださった方々、

ありがとうございます。

 

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                 中学生部活お弁当、5:40出発。卵焼き入れ忘れた(・_・;                 

                     水筒、締め方緩く出がけに水漏れ騒動、息子よゴメン。

 

 思えば、社会人として働き出して以降、本音で話せる場面や人が減ってきましたが、自分のしたい仕事をしているという充実感がありました。結婚して退職し、妻、母としての役割で動くことが大半になると、いつの間にか自分主体で動けなくなって、自分のしたいことをすることも、考えを話すことも、さらに出来なくなってきていました。

 そんなところからの転換点が、去年の春でした。急遽パスポートを取り、受け取った翌日の飛行機に乗って、義父の仕事のお手伝いで3泊でマカオに行きました。一人で飛行機に乗って座席に座った時、その身軽さに心が浮き立ちました。

 出来ないことの大半は、自分が出来ないと決めてしまっているからなんだなと思ったのです。三男が4歳になって、自立してくれていたことも、まだ間に合うよと背中を押してくれた夫や長男次男の協力あってのことですが、それも全てトータルで家族と自分との人間関係、自分の生き方だと感じたのです。

 

 錆びついた感覚を戻すには、エネルギーが要ります。細々とした翻訳すらも停滞していました。ただ、すべてのことは必然で、時々読んでいるブログからのちょっとしたヒントなどで、日々の暮らしは変化します。

 ワタシは本当にワタシ自身の口にしたもの、目にしたもの、肌に触れたもの、その集合体だと感じています。そのために、食の安全をおろそかにはしたくないし、週に5日は3㎞ほど歩いて、畑で野菜を育てている、そういった田舎での家族との生活が、ワタシそのものなのです。ただ、発信すること、仕事にエネルギーを費やすことが後回しになっているため、その価値観を軌道修正して、書くことを取り戻すには、どうしたらいいのかなと、気力が満ちるのを待っていたのです。

 

 脱線しますが、万年筆のインクは、パーカーのボトルのブルーブラックが好きです。モンブランのブルーブラックを好む人の風情も好きですが、自分はまだ、モンブランの渋さの域には達していないのです。万年筆のインクについて、楽しく話せる人には親近感を感じます。そういうチャンネルが合う感じも錆びてきていました。

 最近は、身体を動かしほぐすことに、心地よさを感じています。

 

 次回からは研究メモをしばらく書いてみようと思います。