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study of Soetsu Yanagi

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

工人銘「感謝をもって…」

「感謝をもって作るべし」 柳宗悦『工人銘』 Work should be produced with a thankful heart. 大学のとき、ゼミに分かれる前の1回生の頃に、K教授に 柳宗悦をテーマにしたいと話したところ、まず筑摩の全集でなく、 春秋社の選集から読み始めることをすすめ…

工人銘「倦む事なく…」

「倦む事なく作るべし」 柳宗悦『工人銘』 Work should be produce not to be tired of producing it. 「作るは楽しむなり」 Producing works are pleasure of workers. 鷲田清一氏の今朝の「折々の言葉」に筒井清忠氏の 「結局人の仕事は若い時に与えられた…

工人銘「一つの作は…」

「一つの作は一つの公案と思うべし」 柳宗悦『工人銘』 A work should be think an idea. 「よき器は真理の文なり」 Good work is records of truth. 単語、一つ一つの妥当性も検討していかなきゃいけませんが、 こうして一文でも毎日積み重ねられていること…

工人銘「多種の作を…」

「多種の作を慎むべし されど多量をおそるべからず」 「多種の作を欲するは自然ならず」 柳宗悦『工人銘』 Worker should refrain from making many kind of works,but shouldn't be afraid of making in quantity. 「完からざる千の器を作らんより、完き一…

工人銘「作は健全…」

「作は健全を旨とせよ」 柳宗悦『工人銘』 Work makes its principle to be health. 柳が頻繁に用いる擬人的な表現が、受け入れ難い人もいるようですが、 英語でこの語感は伝わるのでしょうか?

工人銘「古作品を…」

「古作品を愛すべし、しかしそこに死すべからず」 「古作品を敬すべし、されどそこに死すべからず」 You should be admire with old works, but Old works should be respected, but not drowning in it. 「古作品を愛するは新作を創るためなるべし」 柳宗悦…

工人銘「静寂を作に…」

「静寂を作に含ましむべし」 「作には静寂あるべし」 柳宗悦『工人銘』 Work should be included tranquility. 「汝の作をして世界の平和の、保証たらしむべし」 Work should guarantee world peace. 工芸作品と世界平和が同じ次元で語られることも、 柳の思…

工人銘「作る事と…」

「作る事と活きる事とを同一の意味たらしむべし」 「作るとは活きる意なり」 柳宗悦『工人銘』 Producing his work is the same as he is living. 「作る故に活きるなり」 もし英語に言い換える事が、的確にできたとすれば、 柳宗悦の言おうとしていた事は、…

工人銘「作る事に…」

「作る事に奉仕すべし」 「作る心は奉仕たるべし」 柳宗悦『工人銘』 Worker should serve producing his work. 「自己を主張するにあらず」 Work sholdn't be self-assertion. 若い頃から様々な哲学書などの原典を読み、バーナード・リーチらと議論して き…

工人銘「名を出さんとて…」

「名を出さんとて作るべからず」 「名を成さんとて作るべからず」 柳宗悦『工人銘』 Work should not make to be famous. 『工人銘』は『柳宗悦全集』第8巻より引用しています。 1926年12月27日に初稿が、1927年1月11日に追補があり、 両方が掲載されていま…

工人銘「用いられん…」

「用いられん為に作るべし」 柳宗悦『工人銘』 Work should be making to be used. 柳宗悦の本を、今の言葉でわかりやすく説明してよと、 よく言われましたが、ずっとそれは違うと思っていました。 柳宗悦の経歴などを、さぞ見てきたように話すのも嫌でした…

工人銘「作をして…」

「作をして美しきものたらしむべし」 柳宗悦『工人銘』1926年 Work should be beautiful piece. 「されど美を工夫すべからず」 However not to be making beauty technically. 『工人銘』は公に刊行されず、柳の没後に遺稿として発表されました。 試訳として…

出発点、平常心

「平常心が即ち道であって、それ以外に道はない」 柳宗悦『工藝文化』 17才の時に初めて出会った柳宗悦の文章。 「無事」「ここが美の帰趨である」 記憶も曖昧になっていましたが、ここから私の仕事は始まったのです。 またここから一歩を踏み出そうと思いま…